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2019 / 07 / 09  10:00

樹木葬、永代供養墓の違いとは?その②

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永代供養をお探しの方へ

墓地管理士としての知識を生かして、

樹木葬と、永代供養墓の違いを少しお話したいと思います。

 

その①では、樹木葬と、永代供養墓の違いについて少しお話ししました。

 

では、「メリット」「デメリット」についてです。

 

◆樹木葬「メリット」

1、永代供養がついていて、廃寺にならない限り、永代に渡りお寺の住職が供養をするため、無縁仏にならない。

2、管理費がかからない

3、お寺が管理するため、清掃などの手間がかからない

4、シンボルが樹木なため、土に還るという風習を守り、また、成長を共に感じられる。

5、メディア等でもとりあげられ、樹木葬という言葉に安心感がある。

 

◆永代供養墓「メリット」

1、永代供養がついていて、廃寺にならない限り、永代に渡り、お寺の住職が供養するため、無縁仏にならない。

2、管理費がかからない

3、お寺が管理するため、清掃などの手間がかからない

4、従来のお墓の形に近いため、お墓への思いを大切にできる。

5、御影石を使用しているため、何百年と形を残すことができる。

 

▲樹木葬「デメリット」

1、供養碑を御影石で使っていると、樹木や、花木等の汚れがついてしまう。

2、シンボル樹木を立派に成長するものにすると、根が張り、供養碑を破損する事がある。

3、従来のお墓とは納骨穴の大きさが小さいため、納骨できる数に限りがある。

 

▲永代供養墓「デメリット」

1、従来のお墓とは納骨穴の大きさが小さいため、納骨できる数に限りがある。

2、代が途切れたり、お守りができなくなると、合祀墓にて供養をするため、個別供養ができなくなる。

 

樹木葬と永代供養墓についての、一般的なメリット・デメリットはこのような感じになります。

一般的なものになると、そこまで大きな違いを感じられないかもしれません。

 

※お考えになる際の注意※

上記に書いたものは、あくまでよくある一般的な違いです。

寺院により、「樹木葬」「永代供養墓」「納骨堂」「従来のお墓」は使用も違えば、規則等も違い、一概に「なになにだから…こうなんだ」という事はありません。

まずは、ご自分の足で、現物を見て、説明を聞いて、ご自分に合う最良の形を選ぶことが大事です。

 

※次回は、納骨堂とのちがいについて、お話しします。

 

大覚寺金華墓苑

 

担当 墓地管理士 井之下